エゼキエル 10:1-11:25
ヘブル 6:1-20 詩篇 105:16-36 箴言 27:1-2 エゼキエル 10:1-11:25 10:1 私が見ていると、ケルビムの頭の上の大空に、サファイヤのような何か王座に似たものがあって、それが、ケルビムの上に現われた。 10:2 主は亜麻布の衣を着た者に命じて言われた。「ケルブの下にある車輪の間にはいり、ケルビムの間の炭火をあなたの両手に満たし、それを町の上にまき散らせ。」すると、この人は私の目の前でそこにはいって行った。 10:3 その人がはいって行ったとき、ケルビムは神殿の右側に立っていて、雲がその内庭を満たしていた。 10:4 主の栄光がケルブの上から上り、神殿の敷居に向かうと、神殿は雲で満たされ、また、庭は主の栄光の輝きで満たされた。 10:5 そのとき、ケルビムの翼の音が、全能の神の語る声のように、外庭にまで聞こえた。 10:6 主が亜麻布の衣を着た者に命じて、「車輪の間、すなわちケルビムの間から火を取れ。」と仰せられたとき、この人ははいって行って、一つの輪のそばに立った。 10:7 すると、一つのケルブはケルビムの間から、ケルビムの間にある火のほうに手を伸ばして、その火を取り、亜麻布の衣を着た者の両手にそれを盛った。この人はそれを受け取ると、出て行った。 10:8 さらに、ケルビムの翼の下から人の手の形のものが現われた。 10:9 私が見ると、ケルビムのそばに四つの輪があり、一つの輪は一つのケルブのそばに、他の輪は他のケルブのそばにそれぞれあった。その輪は緑柱石の輝きのように見えた。 10:10 それらの形は、四つともよく似ていて、ちょうど一つの輪が他の輪の中にあるようであった。 10:11 それらが行くとき、それらは四方に向かって行き、行くときには、それらは向きを変えなかった。なぜなら、頭の向かう所に、他の輪も従い、それらが行くときには向きを変えなかったからである。 10:12 それらのからだ全体と、その背、その手、その翼、さらに輪、すなわちその四つの輪には、その回りに目がいっぱいついていた。 10:13 私はそれらの輪が「車輪」と呼ばれているのを聞いた。 10:14 そのおのおのには四つの顔があり、第一の顔はケルブの顔、第二の顔は人間の顔、第三の顔は獅子の顔、第四の顔は鷲の顔であった。 10:15 そのとき、ケルビムが飛び立ったが、それは、私がかつてケバル川のほとりで見た生きものであった。 10:16 ケルビムが行くと、輪もそのそばを行き、ケルビムが翼を広げて地上から上るとき、輪もそのそばを離れず向きを変えなかった。 10:17 ケルビムが立ち止まると、輪も立ち止まり、ケルビムが上ると、輪もいっしょに上った。それは、生きものの霊が輪の中にあったからである。 10:18 主の栄光が神殿の敷居から出て行って、ケルビムの上にとどまった。 10:19 すると、ケルビムが翼を広げて、私の前で、地上から上って行った。彼らが出て行くと、輪もそのそばについて行った。彼らが主の宮の東の門の入口で立ち止まると、イスラエルの神の栄光がその上をおおった。 10:20 彼らは、かつて私がケバル川のほとりで、イスラエルの神の下に見た生きものであった。私は彼らがケルビムであることを知った。 10:21 彼らはおのおの四つずつ顔を持ち、おのおの四つの翼を持っていた。その翼の下には、人間の手のようなものがあった。 10:22 彼らの顔かたちは、私がかつてケバル川のほとりでその容貌としるしを見たとおりの顔であった。彼らはみな、前のほうへまっすぐ進んで行った。 11:1 そのとき、霊が私を引き上げて、主の宮の東に面した東の門に連れて行った。ちょうど、その門の入口には二十五人の者がいて、その中に、私は、民の長であるアズルの子ヤアザヌヤと、ベナヤの子ペラテヤがいるのを見た。 11:2 主は私に仰せられた。「人の子よ。この者たちは、この町で、邪悪な計画を立て、悪いはかりごとをめぐらし、 11:3 『家を建てるにはまだ間がある。この町はなべであり、私たちはその肉だ。』と言っている。 11:4 だから、彼らに向かって預言せよ。人の子よ。預言せよ。」 11:5 ついで主の霊が私に下り、私に仰せられた。「主はこう仰せられる、と言え。イスラエルの家よ。あなたがたはあのように言ったが、わたしは、あなたがたの心に浮かぶことどもをよく知っている。 11:6 あなたがたはこの町に刺し殺された者をふやし、死体でその道ばたを満たした。 11:7 それゆえ、神である主はこう仰せられる。あなたがたが町の中に置いた死体は肉であり、この町はなべである。しかしわたしは、あなたがたをその中から取り出そう。 11:8 あなたがたは剣を恐れるが、わたしはあなたがたの上に剣をもたらす。――神である主の御告げ。―― 11:9 わたしはあなたがたを町から連れ出して、他国人の手に渡し、あなたがたにさばきを下す。 11:10 あなたがたが剣に倒れ、わたしがイスラエルの国境であなたがたをさばくとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。 11:11 この町はあなたがたにとってなべとはならず、あなたがたはその中の肉とはならない。わたしは、イスラエルの国境であなたがたをさばこう。 11:12 あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。あなたがたが、わたしのおきてに従って歩まず、わたしの定めを守らず、あなたがたの回りにいる諸国の民のならわしに従ったからである。」 11:13 こうして、私が預言しているとき、ベナヤの子ペラテヤが死んだ。そこで、私はひれ伏し、大声で叫んで言った。「ああ、神、主よ。あなたはイスラエルの残りの者たちを、ことごとく滅ぼされるのでしょうか。」 11:14 そのとき、私に次のような主のことばがあった。 11:15 「人の子よ。あなたの兄弟、あなたの同胞、あなたの身近な親類の者たち、またイスラエルの全家のすべての者に対して、エルサレムの住民は、『主から遠く離れよ。この地は私たちの所有として与えられているのだ。』と言った。 11:16 それゆえ言え。『神である主はこう仰せられる。わたしは彼らを遠く異邦の民の中へ移し、国々の中に散らした。しかし、わたしは彼らが行ったその国々で、しばらくの間、彼らの聖所となっていた。』 11:17 それゆえ言え。『神である主はこう仰せられる。わたしはあなたがたを、国々の民のうちから集め、あなたがたが散らされていた国々からあなたがたを連れ戻し、イスラエルの地をあなたがたに与える。』 11:18 彼らがそこに来るとき、すべての忌むべきもの、すべての忌みきらうべきものをそこから取り除こう。 11:19 わたしは彼らに一つの心を与える。すなわち、わたしはあなたがたのうちに新しい霊を与える。わたしは彼らのからだから石の心を取り除き、彼らに肉の心を与える。 11:20 それは、彼らがわたしのおきてに従って歩み、わたしの定めを守り行なうためである。こうして、彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。 11:21 しかし、彼らの忌むべきものや、忌みきらうべきものの心を、自分の心として歩む者には、彼らの頭上に彼らの行ないを返そう。――神である主の御告げ。――」 11:22 ケルビムが翼を広げると、輪もそれといっしょに動き出し、イスラエルの神の栄光がその上のほうにあった。 11:23 主の栄光はその町の真中から上って、町の東にある山の上にとどまった。 11:24 また、霊が私を引き上げ、神の霊によって幻のうちに私をカルデヤの捕囚の民のところへ連れて行った。そして、私が見たその幻は、私から去って上って行った。 11:25 そこで私は、主が私に示されたことをことごとく捕囚の民に告げた。 ヘブル 6:1-20 6:1 ですから、私たちは、キリストについての初歩の教えをあとにして、成熟を目ざして進もうではありませんか。死んだ行ないからの回心、神に対する信仰、 6:2 きよめの洗いについての教え、手を置く儀式、死者の復活、とこしえのさばきなど基礎的なことを再びやり直したりしないようにしましょう。 6:3 神がお許しになるならば、私たちはそうすべきです。 6:4 一度光を受けて天からの賜物の味を知り、聖霊にあずかる者となり、 6:5 神のすばらしいみことばと、後にやがて来る世の力とを味わったうえで、 6:6 しかも堕落してしまうならば、そういう人々をもう一度悔い改めに立ち返らせることはできません。彼らは、自分で神の子をもう一度十字架にかけて、恥辱を与える人たちだからです。 6:7 土地は、その上にしばしば降る雨を吸い込んで、これを耕す人たちのために有用な作物を生じるなら、神の祝福にあずかります。 6:8 しかし、いばらやあざみなどを生えさせるなら、無用なものであって、やがてのろいを受け、ついには焼かれてしまいます。 6:9 だが、愛する人たち。私たちはこのように言いますが、あなたがたについては、もっと良いことを確信しています。それは救いにつながることです。 6:10 神は正しい方であって、あなたがたの行ないを忘れず、あなたがたがこれまで聖徒たちに仕え、また今も仕えて神の御名のために示したあの愛をお忘れにならないのです。 6:11 そこで、私たちは、あなたがたひとりひとりが、同じ熱心さを示して、最後まで、私たちの希望について十分な確信を持ち続けてくれるように切望します。 6:12 それは、あなたがたがなまけずに、信仰と忍耐によって約束のものを相続するあの人たちに、ならう者となるためです。 6:13 神は、アブラハムに約束されるとき、ご自分よりすぐれたものをさして誓うことがありえないため、ご自分をさして誓い、 6:14 こう言われました。「わたしは必ずあなたを祝福し、あなたを大いにふやす。」 6:15 こうして、アブラハムは、忍耐の末に、約束のものを得ました。 6:16 確かに、人間は自分よりすぐれた者をさして誓います。そして、確証のための誓いというものは、人間のすべての反論をやめさせます。 6:17 そこで、神は約束の相続者たちに、ご計画の変わらないことをさらにはっきり示そうと思い、誓いをもって保証されたのです。 6:18 それは、変えることのできない二つの事がらによって、――神は、これらの事がらのゆえに、偽ることができません。――前に置かれている望みを捕えるためにのがれて来た私たちが、力強い励ましを受けるためです。 6:19 この望みは、私たちのたましいのために、安全で確かな錨の役を果たし、またこの望みは幕の内側にはいるのです。 6:20 イエスは私たちの先駆けとしてそこにはいり、永遠にメルキゼデクの位に等しい大祭司となられました。 詩篇 105:16-36 105:16 こうして主はききんを地の上に招き、パンのための棒をことごとく折られた。 105:17 主はひとりの人を彼らにさきがけて送られた。ヨセフが奴隷に売られたのだ。 105:18 彼らは足かせで、ヨセフの足を悩まし、ヨセフは鉄のかせの中にはいった。 105:19 彼のことばがそのとおりになる時まで、主のことばは彼をためした。 105:20 王は人をやってヨセフを解放し、国々の民の支配者が、彼を自由にした。 105:21 王はヨセフを自分の家のかしらとし、自分の全財産の支配者とした。 105:22 これはヨセフが意のままに王の高官を縛り、王の長老たちに知恵を与えるためだった。 105:23 イスラエルもエジプトに行き、ヤコブはハムの地に寄留した。 105:24 主はその民を大いにふやし、彼らの敵よりも強くされた。 105:25 主は人々の心を変えて、御民を憎ませ、彼らに主のしもべたちを、ずるくあしらわせた。 105:26 主は、そのしもべモーセと、主が選んだアロンを遣わされた。 105:27 彼らは人々の間で、主の数々のしるしを行ない、ハムの地で、もろもろの奇蹟を行なった。 105:28 主はやみを送って、暗くされた。彼らは主のことばに逆らわなかった。 105:29 主は人々の水を血に変わらせ、彼らの魚を死なせた。 105:30 彼らの地に、かえるが群がった。王族たちの奥の間にまで。 105:31 主が命じられると、あぶの群れが来た。ぶよが彼らの国中にはいった。 105:32 主は雨にかえて雹を彼らに降らせ、燃える火を彼らの地に下された。 105:33 主は彼らのぶどうの木と、いちじくの木を打ち、彼らの国の木を砕かれた。 105:34 主が命じられると、いなごが来た。若いいなごで、数知れず、 105:35 それが彼らの国の青物を食い尽くし、彼らの地の果実を食い尽くした。 105:36 主は彼らの国の初子をことごとく打たれた。彼らのすべての力の初めを。 箴言 27:1-2 27:1 あすのことを誇るな。一日のうちに何が起こるか、あなたは知らないからだ。 27:2 自分の口でではなく、ほかの者にあなたをほめさせよ。自分のくちびるでではなく、よその人によって。 #
by oneyearbible
| 2008-11-04 00:00
エゼキエル 7:1-9:11
ヘブル 5:1-14 詩篇 105:1-15 箴言 26:28 エゼキエル 7:1-9:11 7:1 ついで、私に次のような主のことばがあった。 7:2 「人の子よ。イスラエルの地について神である主はこう仰せられる。『もう終わりだ。この国の四隅にまで終わりが来た。 7:3 今、あなたに終わりが来た。わたしの怒りをあなたのうちに送り、あなたの行ないにしたがって、あなたをさばき、あなたのすべての忌みきらうべきわざに報いをする。 7:4 わたしはあなたを惜しまず、あわれまない。わたしがあなたの行ないに仕返しをし、あなたのうちの忌みきらうべきわざをあらわにするとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。』」 7:5 神である主はこう仰せられる。「わざわいが、ただわざわいが来る。 7:6 終わりが来る。その終わりが来る。あなたを起こしに、今、やって来る。 7:7 この地に住む者よ。あなたの上に終局が来る。その時が来る。その日は近い。しかし、山々での歓声の日ではなく、恐慌の日だ。 7:8 今、わたしはただちに、憤りをあなたに注ぎ、あなたへのわたしの怒りを全うする。わたしはあなたの行ないにしたがって、あなたをさばき、あなたのすべての忌みきらうべきわざに報いをする。 7:9 わたしは惜しまず、あわれまない。わたしがあなたの行ないに仕返しをし、あなたのうちの忌みきらうべきわざをあらわにするとき、あなたがたは、わたしがあなたがたを打っている主であることを知ろう。 7:10 見よ。その日だ。その日が来る。あなたの終局がやって来ている。杖が花を咲かせ、高慢がつぼみを出した。 7:11 暴虐はつのって悪の杖となり、彼らも、その群集も、彼らの富もなくなり、彼らのために嘆く者もいなくなる。 7:12 その時が来た。その日が近づいた。買う者も喜ぶな。売る者も嘆くな。燃える怒りがすべての群集にふりかかるから。 7:13 売る者は、生きながらえても、売った物を取り返せない。幻がそのすべての群集にあっても、群集は帰らない。だれも、自分の不義のうちにいながら、奮い立って生きることはできないからだ。 7:14 ラッパが吹き鳴らされ、みなの準備ができても、だれも戦いに行かない。わたしの燃える怒りがそのすべての群集にふりかかるからだ。 7:15 外には剣、内には疫病とききんがあり、野にいる者は剣に死に、町にいる者はききんと疫病に滅ぼし尽くされる。 7:16 それをのがれた者が逃げて、山々に行っても、彼らは谷間の鳩のようになって、みな自分の不義のために泣き悲しむ。 7:17 彼らはみな気力を失い、彼らのひざもみな震える。 7:18 彼らは荒布を身にまとい、恐怖に包まれ、彼らはみな恥じて顔を赤くし、彼らの頭はみなそられてしまう。 7:19 彼らは銀を道ばたに投げ捨て、彼らの金は汚物のようになる。銀も金も、主の激しい怒りの日に彼らを救い出すことはできない。それらは彼らの飢えを飽き足らせることも、彼らの腹を満たすこともできない。それらが彼らを不義に引き込んだからだ。 7:20 彼らはこれを、美しい飾り物として誇り、これで彼らの忌みきらうべきもの、忌むべきものの像を造った。それで、わたしはそれを、彼らにとって汚物とする。 7:21 わたしはそれを他国人の手に獲物として渡し、この国の悪者どもに分捕り物として渡し、それを汚させる。 7:22 わたしは彼らから顔をそむけ、わたしの聖なる所を汚させる。強盗はそこにはいり込み、そこを汚そう。 7:23 鎖を作れ。この国は虐殺に満ち、この町は暴虐に満ちているからだ。 7:24 わたしは異邦の民の中で最も悪い者どもを来させて、彼らの家々を占領させ、有力者たちの高ぶりをくじき、彼らの聖所を汚させよう。 7:25 苦悩がやって来る。彼らは平和を求めるが、それはない。 7:26 災難の上に災難が来、うわさがうわさを生み、彼らは預言者に幻を求めるようになる。祭司は律法を失い、長老はさとしを失う。 7:27 王は喪に服し、君主は恐れにつつまれ、民の手はわななく。わたしが彼らの行ないにしたがって彼らに報い、彼らのやり方にしたがって彼らをさばくとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」 8:1 第六年の第六の月の五日、私が自分の家にすわっていて、ユダの長老たちも私の前にすわっていたとき、神である主の御手が私の上に下った。 8:2 私が見ると、火のように見える姿があった。その腰と見える所から下のほうは火で、その腰から上のほうは青銅の輝きのように輝いて見えた。 8:3 すると、その方は手の形をしたものを伸ばし、私の髪のふさをつかんだ。すると、霊が私を地と天との間に持ち上げ、神々しい幻のうちに私をエルサレムへ携え行き、ねたみを引き起こすねたみの偶像のある、北に面する内庭の門の入口に連れて行った。 8:4 なんと、そこには、私がかつて谷間で見た姿と同じようなイスラエルの神の栄光があった。 8:5 その方は私に仰せられた。「人の子よ。さあ、目を上げて北のほうを見よ。」そこで、私が目を上げて北のほうを見ると、北のほうの祭壇の門の入口にねたみの偶像があった。 8:6 この方は私に仰せられた。「人の子よ。あなたは彼らのしていることが見えるか。イスラエルの家は、わたしの聖所から遠く離れようとして、ここで大きな忌みきらうべきことをしているではないか。あなたはなおまた、大きな忌みきらうべきことを見るだろう。」 8:7 それから、この方は私を庭の入口に連れて行った。私が見ると、壁に一つの穴があった。 8:8 この方は私に仰せられた。「人の子よ。さあ、壁に穴をあけて通り抜けよ。」私が壁に穴をあけて通り抜けると、一つの入口があった。 8:9 この方は私に仰せられた。「はいって行き、彼らがそこでしている悪い忌みきらうべきことを見よ。」 8:10 私がはいって行って見ると、なんと、はうものや忌むべき獣のあらゆる像や、イスラエルの家のすべての偶像が、回りの壁一面に彫られていた。 8:11 また、イスラエルの家の七十人の長老が、その前に立っており、その中にはシャファンの子ヤアザヌヤも立っていて、彼らはみなその手に香炉を持ち、その香の濃い雲が立ち上っていた。 8:12 この方は私に仰せられた。「人の子よ。あなたは、イスラエルの家の長老たちがおのおの、暗い所、その石像の部屋で行なっていることを見たか。彼らは、『主は私たちを見ておられない。主はこの国を見捨てられた。』と言っている。」 8:13 さらに、私に仰せられた。「あなたはなおまた、彼らが行なっている大きな忌みきらうべきことを見るだろう。」 8:14 ついでこの方は私を、主の宮の北の門の入口へ連れて行った。するとそこには、女たちがタンムズのために泣きながらすわっていた。 8:15 この方は私に仰せられた。「人の子よ。これを見たであろうが、あなたはなおまた、これよりも大きな忌みきらうべきことを見るだろう。」 8:16 そして、この方は私を主の宮の内庭に連れて行った。すると、主の宮の本堂の入口の玄関と祭壇との間に二十五人ばかりの人がおり、彼らは主の宮の本堂に背を向け、顔を東のほうに向けて、東のほうの太陽を拝んでいた。 8:17 この方は私に仰せられた。「人の子よ。あなたはこれを見たか。ユダの家にとって、彼らがここでしているような忌みきらうべきことをするのは、ささいなことだろうか。彼らはこの地を暴虐で満たし、わたしの怒りをいっそう駆り立てている。見よ。彼らはぶどうのつるを自分たちの鼻にさしている。 8:18 だから、わたしも憤って事を行なう。わたしは惜しまず、あわれまない。彼らがわたしの耳に大声で叫んでも、わたしは彼らの言うことを聞かない。」 9:1 この方は私の耳に大声で叫んで仰せられた。「この町を罰する者たちよ。おのおの破壊する武器を手に持って近づいて来い。」 9:2 見ると、六人の男が、おのおの打ちこわす武器を手に持って、北に面する上の門を通ってやって来た。もうひとりの人が亜麻布の衣を着、腰には書記の筆入れをつけて、彼らの中にいた。彼らははいって来て、青銅の祭壇のそばに立った。 9:3 そのとき、ケルブの上にあったイスラエルの神の栄光が、ケルブから立ち上り、神殿の敷居へ向かった。それから、腰に書記の筆入れをつけ、亜麻布の衣を着ている者を呼び寄せて、 9:4 主は彼にこう仰せられた。「町の中、エルサレムの中を行き巡り、この町で行なわれているすべての忌みきらうべきことのために嘆き、悲しんでいる人々の額にしるしをつけよ。」 9:5 また、私が聞いていると、ほかの者たちに、こう仰せられた。「彼のあとについて町の中を行き巡って、打ち殺せ。惜しんではならない、あわれんではならない。 9:6 年寄りも、若い男も、若い女も、子どもも、女たちも殺して滅ぼせ。しかし、あのしるしのついた者にはだれにも近づいてはならない。まずわたしの聖所から始めよ。」そこで、彼らは神殿の前にいた老人たちから始めた。 9:7 ついで主は彼らに仰せられた。「宮を汚し、死体で庭を満たせ。さあ行け。」彼らは出て行って、町の中で打ち殺した。 9:8 彼らが打ち殺しているとき、私は残っていて、ひれ伏し、叫んで言った。「ああ、神、主よ。あなたはエルサレムの上にあなたの憤りを注ぎ出して、イスラエルの残りの者たちを、ことごとく滅ぼされるのでしょうか。」 9:9 すると、主は私に仰せられた。「イスラエルとユダの家の咎は非常に大きく、この国は虐殺の血で満ち、町も罪悪で満ちている。それは、彼らが、『主はこの国を見捨てられた。主は見ておられない。』と言ったからだ。 9:10 だから、わたしも惜しまず、あわれまない。わたしは彼らの頭上に彼らの行ないを返す。」 9:11 ちょうどそのとき、腰に筆入れをつけ、亜麻布の衣を着ているその人が報告してこう言った。「あなたが私に命じたとおりに私は行ないました。」 ヘブル 5:1-14 5:1 大祭司はみな、人々の中から選ばれ、神に仕える事がらについて人々に代わる者として、任命を受けたのです。それは、罪のために、ささげ物といけにえとをささげるためです。 5:2 彼は、自分自身も弱さを身にまとっているので、無知な迷っている人々を思いやることができるのです。 5:3 そしてまた、その弱さのゆえに、民のためだけでなく、自分のためにも、罪のためのささげ物をしなければなりません。 5:4 まただれでも、この名誉は自分で得るのではなく、アロンのように神に召されて受けるのです。 5:5 同様に、キリストも大祭司となる栄誉を自分で得られたのではなく、彼に、「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。」と言われた方が、それをお与えになったのです。 5:6 別の個所で、こうも言われます。「あなたは、とこしえに、メルキゼデクの位に等しい祭司である。」 5:7 キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救うことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いをささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました。 5:8 キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって従順を学び、 5:9 完全な者とされ、彼に従うすべての人々に対して、とこしえの救いを与える者となり、 5:10 神によって、メルキゼデクの位に等しい大祭司ととなえられたのです。 5:11 この方について、私たちは話すべきことをたくさん持っていますが、あなたがたの耳が鈍くなっているため、説き明かすことが困難です。 5:12 あなたがたは年数からすれば教師になっていなければならないにもかかわらず、神のことばの初歩をもう一度だれかに教えてもらう必要があるのです。あなたがたは堅い食物ではなく、乳を必要とするようになっています。 5:13 まだ乳ばかり飲んでいるような者はみな、義の教えに通じてはいません。幼子なのです。 5:14 しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です。 詩篇 105:1-15 105:1 主に感謝して、御名を呼び求めよ。そのみわざを国々の民の中に知らせよ。 105:2 主に歌え。主にほめ歌を歌え。そのすべての奇しいみわざに思いを潜めよ。 105:3 主の聖なる名を誇りとせよ。主を慕い求める者の心を喜ばせよ。 105:4 主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ。 105:5 主が行なわれた奇しいみわざを思い起こせ。その奇蹟と御口のさばきとを。 105:6 主のしもべアブラハムのすえよ。主に選ばれた者、ヤコブの子らよ。 105:7 この方こそ、われらの神、主。そのさばきは全地にわたる。 105:8 主は、ご自分の契約をとこしえに覚えておられる。お命じになったみことばは千代にも及ぶ。 105:9 その契約はアブラハムと結んだもの、イサクへの誓い。 105:10 主はヤコブのためにそれをおきてとして立て、イスラエルに対する永遠の契約とされた。 105:11 そのとき主は仰せられた。「わたしはあなたがたの相続地としてあなたに、カナンの地を与える。」 105:12 そのころ彼らの数は少なかった。まことにわずかで、そのうえそこでは、寄留の他国人であった。 105:13 彼らは、国から国へ、一つの王国から他の民へと渡り歩いた。 105:14 しかし主は、だれにも彼らをしいたげさせず、かえって、彼らのために王たちを責められた。 105:15 「わたしの油そそがれた者たちに触れるな。わたしの預言者たちに危害を加えるな。」 箴言 26:28 26:28 偽りの舌は、真理を憎み、へつらう口は滅びを招く。 #
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| 2008-11-03 00:00
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